日本国内における女子カーリングのトップランナーとして、長年にわたり氷上の熱戦を繰り広げている女子カーリングチーム「フォルティウス」。その名はラテン語で「より強く」を意味し、困難な局面であっても前進し続ける強い意志が込められています。かつて北海道銀行をメインスポンサーに据えて躍進した時代から、自主自立の道を選び「チーム小林」として新たな体制で挑む現在に至るまで、日本カーリング界の歴史を語る上で欠かせない存在です。
本記事では、公式データやこれまでの活動実績をもとに、フォルティウスの歴史的変遷、個性豊かなメンバーのプロフィール、そして2026年ミラノ・コルティナ五輪代表としての最新活動状況までを分かりやすく紐解きます。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「フォルティウス」は札幌カーリング協会所属の女子チームで、チーム名はラテン語の「より強く」に由来しています。
- 要点2:2011年4月から2021年11月までは北海道銀行がメインスポンサーを務め、「北海道銀行フォルティウス」として活動していました。
- 要点3:2014年ソチ五輪出場に続き、2026年ミラノ・コルティナ五輪の日本代表に決定し、世界を舞台にさらなる高みを目指しています。
フォルティウスのチーム名の由来と札幌カーリング協会を拠点とする歩み

女子カーリングチーム「フォルティウス」のアイデンティティは、そのチーム名に深く刻まれています。「フォルティウス(FORTIUS)」とはラテン語で「より強く」を意味する言葉であり、激しい氷上の駆け引きやプレッシャーの中でも、より強く前進し続けるという強い思いが表現されています。また、チームの象徴であるストーンが回転するイメージと、チーム結成時のメンバー4人を組み合わせた「四葉」を形どったデザインは、チームの団結力と幸運を祈るシンボルとなっています。
活動拠点である札幌カーリング協会のもと、彼女たちは北海道という日本カーリングの聖地から世界へ挑戦を続けてきました。単なる競技力向上の枠を超えて、地域に根差したスポーツ文化の発展やカーリングの普及活動にも貢献し続けている点が、多くのファンから愛され支持される大きな理由となっています。
北海道銀行時代から「チーム小林」への変遷と歴史的歩み
フォルティウスの歴史を語る上で、北海道銀行がメインスポンサーを務めた時代(2011年4月から2021年11月末まで)の存在は非常に大きなものです。「北海道銀行フォルティウス」の名称で数々の国内大会や国際大会に出場し、日本トップクラスの強豪チームとしての地位を不動のものとしました。
特に記念すべきマイルストーンとなったのが、2014年のソチオリンピックにおける日本代表としての出場です。世界の強豪を相手に堂々たる戦いを繰り広げ、日本のカーリング熱を全国的に高める原動力となりました。その後、2021年11月末をもって北海道銀行とのスポンサー契約が満了を迎えたのちも、チームは独自の道を歩むことを決意。現在は「チーム小林」の体制も交えながら、組織の持続可能性を高め、さらなる飛躍に向けた新たな挑戦を続けています。
チームメンバーのプロフィールとそれぞれの経歴・特徴
現在のフォルティウスには、豊富な国際経験を持つベテランから、チームを支える実力派選手までが揃っています。それぞれの選手が独自の持ち味を発揮し、氷上で絶妙なコンビネーションを生み出しています。
長年チームを支える船山弓枝選手は、小学4年生からカーリングを始め、高校卒業後に「チーム青森」に加入。2010年バンクーバー五輪で8位入賞を果たした実績を持ちます。2014年からフォルティウスに加入し、2015年および2021年の世界選手権に出場するなど、日本カーリング界のレジェンド的存在として知られています。また、プラントベースフード(植物由来の食品を中心とした食事)を取り入れるなど、コンディショニングへの意識の高さでも注目を集める菜食カーラーです。
公式発表やチームの案内によると、現在のメンバー構成には小野寺佳歩、近江谷杏菜、小林未奈、小谷優奈、船山弓枝、吉村紗也香といった実力者が名を連ねており、それぞれの高い技術と精神力がチームの大きな強みとなっています。
フォルティウスの主な歩みと歴史的マイルストーン
これまでの歴史において、フォルティウスが残した足跡と主な出来事を整理すると、日本女子カーリングの進化の歴史そのものが浮かび上がります。
| 時期・年 | 主な出来事・マイルストーン | 備考・詳細 |
|---|---|---|
| 2011年4月 | チーム結成および北海道銀行とのスポンサー契約締結 | 「北海道銀行フォルティウス」として活動開始 |
| 2014年2月 | ソチオリンピック出場 | 日本代表として世界の大舞台で躍動 |
| 2015年・2021年 | 世界選手権出場 | 国際舞台でトップレベルの競合と対戦 |
| 2021年11月 | 北海道銀行とのスポンサー契約終了 | 新たな体制(チーム小林など)での自立した活動へ移行 |
| 2026年 | ミラノ・コルティナ五輪 日本代表 | 長年の努力を結実させ、再び五輪の舞台へ |
2026年ミラノ・コルティナ五輪代表としての最新活動状況
2026年、カーリング界の最大の注目を集めているのが、ミラノ・コルティナ五輪における日本代表としてのフォルティウスの戦いです。長年にわたる血のじまむような練習、メンバーチェンジや環境の変化を乗り越えて掴み取った五輪切符は、彼女たちの不屈の精神の証です。
国内外の厳しい選考や熾烈なツアー戦を勝ち抜いてきたチームは、戦略の精度、ショットの正確性、そして緊迫した場面でのメンタルタフネスにおいて、過去最高レベルの完成度を誇っています。世界各国の強豪国がメダルを争うミラノ・コルティナの氷上で、彼女たちがどのような戦術とチームワークを発揮するのか、日本中のファンの期待が最高潮に達しています。
【フォルティウスカーリング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:フォルティウスの現在のチーム名は?
A1:正式名称は「フォルティウス」であり、通称や体制として「チーム小林」などの名称でも活動を行っています。札幌カーリング協会に所属する女子カーリングチームです。
Q2:北海道銀行との関係はどうなっていますか?
A2:2011年4月から2021年11月末までメインスポンサーとして「北海道銀行フォルティウス」の名称で活動していましたが、現在は契約満了を経て、独立したチーム体制で活動を続けています。
Q3:五輪出場歴はどのようになっていますか?
A3:2014年のソチオリンピックに日本代表として出場したほか、2026年のミラノ・コルティナオリンピックにおいても日本代表として出場し、世界を舞台に活躍しています。
まとめ:チームの不屈の歴史と2026年以降の展望
フォルティウスは、単なる一つのスポーツチームの枠を超え、日本の女子カーリングの歴史と進化を体現してきた存在です。スポンサーの変遷や世代交代という大きな波を乗り越えながらも、「より強く」というチーム名の原点に立ち返り、常に進化を止めなかったからこそ、2026年のミラノ・コルティナ五輪代表という栄誉を掴むことができました。
氷上でストーンに想いを託し、一投一投に全力を注ぐ彼女たちの姿は、競技関係者だけでなく多くの人々に勇気を与えています。今後も日本のカーリング界を牽引し続けるフォルティウスのさらなる挑戦と躍進から、目が離せません。